2013年1月期の火9ドラマは『ラストホープ』をお送りする。iPS細胞の開発により山中伸彌教授がノーベル賞を受賞するなど、今、再生醫療などの最先端醫療の現場が註目されている。『ラストホープ』は、そんな最先端の醫療が集まった現場・先進醫療センターを舞臺にした作品である。登場人物は、年齢、性別、キャリア、専門などのバックグラウンドがまったく異なる醫師により結成された醫療チームに所屬するメンバーたち。彼らに與えられた使命は、手の施しようがなく、投げ出されてしまった患者の“最後の砦”になること。つまり、患者に生きる夢と希望を與えることだ。彼ら、醫師たちが「生きるとは何か?」「患者を救うという事は何か?」「どこまで醫療は許されるのか?」に悩み、葛藤し、成長していく姿が色濃く描寫されていくヒューマンストーリーの部分と、チームメンバーたちの謎めいた過去が複雑に絡み合いながら、ストーリーが進むにつれ彼らの隠された過去が少しづつ明かされていくサスペンス要素も含む、見応えたっぷりのメディカルサスペンスエンタテイメントである。